「ジアミン」とは「酸化染料」と呼ばれている一種の染毛成分の中で、特にアレルギーを発症しやすい頻度が高い
「パラフェニレンジアミン」を略したことから始まった酸化染料の俗称です。
現在、多くのヘアカラー剤には「酸化染料」と呼ばれる化学成分が使用されているものがほとんどです。
その「酸化染料」が原因となって起こるアレルギー性接触皮膚炎のことを美容業界では『ジアミンアレルギー(ジアミン)』と呼ばれています。
「パラフェニレンジアミン」以外にも化学名にジアミンとつく酸化染料は多くあり、単独でジアミンと使われる時は
①「パラフェニレンジアミン」のこと
②名前にジアミンとつく酸化染料のこと
③酸化染料すべてのこと
等を意味する範囲が漠然と使い分けられています。
ノンジアミンカラーは発色する色がクリアで透明感があるため、ジアミンと同等の濃さを出すには、約1.3倍の染料が必要です。(当社比)
そのため、メラニンの抜けた部分にしっかりと入り込んで髪を満腹状態にします。それでいて濃くならないのが特長です。
ジアミン0%
刺激が気になる敏感肌の方、髪が細い方、ハリ・コシ・ツヤが無くなってきた方にもおすすめです。
ノンジアミン処方のカラーでより美しくより健やかな髪へ
現在、ヘアカラーでは刺激や痛み・かゆみを感じるお客様が増えています。安心してご使用いただけるヘアカラーが、ノンジアミンカラーです。
従来のカラーに多く使用されているジアミンを一切使用せず、七種類の天然由来成分を多く配合しており、髪や頭皮を優しく保護しながらカラーリングができます。
皆様からのご質問にお答えし、ヘアケアはもちろん、髪のハリやコシが気になるお客様のエイジングケアも叶えます。
Qジアミンって何?
Aヘアカラーの「核」として染料に含まれるPPDA(パラフェニレンジアミン)等の事です。
・このジアミンを使用する事で少量の色素で濃く色を出すことができ、
またいろいろな色調を簡単に作る事ができます。
・ジアミンが有害なのは分かっていても、今のヘアカラーがらジアミンを抜く事は考えられない事でした。
Qジアミンの何が悪いの?
A有害性を持っているからです。
・ジアミン自体がアレルギー反応を引き起こす原因になるだけではなく、
酸化剤と混ぜた時にできる中間物質にも
有害性があることが知られています。サロンスタッフはこれを毎日使っているのです。
・すでにフィンランドでは1991年にPPDAの一般向け使用が禁止され、
今多くの国ではジアミンの中の一部使用禁止を伝えています。
Qノンジアミンって何?
Aジアミンを含んでいない染料だけを使ったカラーです。
・カラーの染料からジアミンの無いものだけを取り出し、数百種類の組み合わせの中から調合した、
今までのカラーの常識を全く変えることができた商品です。(当社比)
・従って、ジアミンによるかぶれやジアミンでの危険性は「ゼロ」です。
Qノンジアミンのどこがすごいの?
A肌の弱い人、肌に不安がある人へのヘアカラーを楽しむ道が開けました。
・今まで肌の弱い人は、マニュキュアかヘナでしか対応できませんでした。
しかも、どちらも明るい色には限界がありました。
(ただしヘナの場合はナチュラル・ゴールド・ニュートラルのみがノンジアミンと言われています)
新しい需要の掘り起こしとして。(潜在需要はものすごく高い)
・今までサロンで対応できなかったジアミンによる刺激の問題をクリアできたことで、新しい需要の掘り起こしと、
お客様に新しい提案が出来ます。
Qノンジアミンの欠点は?
A今までのカラーとは比較せず、全く別のカラーだと考えてください。
・色の数に限度があります。また、暗い色はでません。
・白髪に染めるには限度がありますが、明るい白髪染めとしては十分です。
・重ね塗りをしても暗くなりません。むしろオシャレ染めの感覚から言えば逆に長所といえます。
・専用カップ、専用ハケ、専用手袋を必ず使ってください。
カップ、ハケ、手袋にジアミンが残っているとジアミンでのトラブルをゼロにはできません。
(ジアミンは少量でも反応します)
Qノンジアミンなのになぜ染まるの?
Aジアミンで染まる原理も、ノンジアミンで染まる原理も基本的には同じです。
・今までは、ジアミンを使わないと意図どおりの色が表現できませんでした。
そこで染料の組み合わせを変える事と、色素量を多くすることで、
思った通りの色を表現することに成功し、「ノンジアミン ヘルバ」が誕生しました。
・色彩は、ノンジアミン独特の中明度から高明度の透明感ある鮮やかさが表現できます。
欠点は暗い色が出しにくいことと、色数に限界があることです。
Qノンジアミンの商品は他にもあるの?
Aヘアマニキュア・ヘナ等はノンジアミンです。
・ただしヘナの場合はジアミンが入っているものも知られています。
ヘアマニキュアもヘナも明るくすることができません。
過水と混合するタイプのカラーでのノンジアミンはこれが初めてです。(当社比)
Qカラーでのかぶれの原因は?
A大きく分けて3つあります。
①染料の刺激(主にジアミン染料)
②アルカリでの刺激
③過酸化水素の反応時の刺激
Qアレルギーの人はどのくらいいるの?
A年々増加しています。予備軍も入れると日本人の過半数以上が何かのアレルギーと言われています。
・約3人に1人がアレルギー(厚生労働省「保健福祉動向」調査)
・東京都では80%の家庭でアレルギー症状のある人がいる(厚生労働省「保健福祉動向」調査)
・ジアミンが原因の例は1980~2000年の間に4倍に増えている
・乳幼児全体の6~7割がザラザラした肌になってきている(厚生労働省調べ)
Qノンジアミンヘルバはアレルギーを持っている人に安心して使えるの?
A全てをカバーできるものではありません。
Qパッチテストはしなくてもいいのか?
Aパッチテストは、必ず実施してください。今まで大丈夫だった方にも必ず実施してください。
Q白髪にはどのくらい入るの?
A明るい白髪染めとしてお使いいただけます。
・暗い色調の色はありません。
1番暗い色(CB6)で明るい白髪染めが可能です。
その他応用レシピで4トーンの白髪染めも可能です。
Qなぜ暗い色は無いの?
Aノンジアミンの限界です。
・重ね塗りしても暗くならない程クリアで透明感があり、くすんだ色や青系統の色が出せないのです。
Qなぜツヤや手触りがすごくいいの?
A色素量が非常に多いからです。
・ノンジアミンヘルバは発色する色がクリアで透明感があるため
ジアミンと同等の濃さを出すには約1.3倍の染料が必要です。(当社比)
そのためメラニンの抜けた部分にしっかりと入り込んで髪を満腹状態にするからです。
それでいて濃くならないのが特徴です。